錦織圭/ダニエル太郎、今大会で引退表明のマレーらイギリスペアに逆転負け。勝利目前から一転…5度のマッチポイント逃す[パリ五輪]【テニス】
錦織圭/ダニエル太郎、マレー/エバンズに敗れ初戦敗退
現地7月28日、「パリ五輪」テニス競技の男子ダブルス1回戦が行われ、錦織圭(ユニクロ)/ダニエル太郎(エイブル)は、今大会で現役引退を表明している元世界ランク1位のアンディ・マレーとダニエル・エバンズのイギリスペアに6-2、6-7(5)、[9-11]で敗れ、2回戦進出とはならなかった。 【画像】錦織圭、大坂なおみら日本人計6名が出場!「パリ五輪」各種目組み合わせ シングルスで錦織はジャック・ドレイパー(イギリス)に、ダニエルはキャスパー・ルード(ノルウェー)に敗れ、同日に2試合目となった2人。 錦織は、マクラクラン勉と組んでベスト8に入った東京五輪以来となる公式戦のダブルス。ダニエルは、パリ五輪前のツアー大会でダブルスをプレーしているものの、近年でのプレー回数は少なく、今回が初めてのタッグとなった。 対するは今大会で現役から退くことを発表している元世界1位のマレーとエバンズ。マレーは、シングルスでの出場を辞退し、ダブルスに専念しており、この試合が現役最後の試合になる可能性があった。 第1セット、錦織/ダニエルは、シングルスを主戦場としているだけに、ストロークで打ち負けることなく、イギリスペアと打ち合う。錦織が柔らかいタッチのショットを決めれば、ダニエルは勇気を持ってポーチや相手のボディーへと攻撃。互いの良さを生かし、1-2から2度のブレークに成功して6-2でセットを奪った。 続く第2セットで錦織/ダニエルは、先にリードを奪う展開を作りながらも、気持ちを前面に押し出してプレーするイギリスペアが挽回。流れが相手に傾きかける中、日本ペアは我慢強くプレーしたが、互いに2度ずつブレークして突入したタイブレークを落として、第2セットは7-6(5)でイギリスペアが奪い返した。 勝負の10ポイントマッチタイブレーク、先にリードしたのは日本ペア。ダニエルがポーチを仕掛けてミニブレークに成功。さらに2度のミニブレークでリードを広げて9-4となった。しかし、ダブルフォールトなどもあり、5度のマッチポイントを逃した錦織/ダニエル。勝利目前から初戦突破とはならなかった。 マレー/エバンズは、2回戦で第8シードのアルトゥール・フィス/ウーゴ・アンベール(フランス)とサンダー・ジレ/ヨラン・フリーゲン(ベルギー)の勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部