【NFL】スーパーボウル中に感じていたUCL断裂の痛みの程度を明かしたチーフスGアレグレッティ
「まず、ジョーのような選手の代役を務めるのは、難しいことだ」とアレグレッティは認めている。「この5年間、彼はリーグで最高のガードの1人だった。俺はその代役を務めることを引き受け、彼に劣らないようにしようとした」
アレグレッティは必ずしもオールプロ級の活躍をしたわけではないが、負傷前はインサイドを補強する能力が十二分にあることを証明し、負傷後も計り知れないタフネスを発揮した。
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、27歳のアレグレッティは56回のパスブロッキングスナップで4回のプレッシャーを許しており、その許容率(7.1%)はチーフスのもう1人の先発Gトレイ・スミスと同じで、チーフスの両先発オフェンシブタックル(OT)よりも低かったという。
第4クオーターにおける第3ダウンでのサックを含め、4回のうち3回のプレッシャーは負傷後に許したものの、アレグレッティは延長戦で1度もプレッシャーを許さなかった。
ケガの痛みの度合いを尋ねられたアレグレッティは「俺からしてみると、9とか10(という痛みの程度)を経験することはないと思う」と返答。「そういうときは本当に、ものすごく悪い状態だろう。だから、ケガした直後はたぶん6とか7くらいの痛みを感じていたと思う。ハーフタイムにはクリームを塗って、少しマッサージして、装具をつけることができた。5くらいの痛みでプレーしていたんじゃないかな。UCLはすでにダメになっている可能性が高いから、これ以上ひどく断裂することはないだろうと思って、自信を持って腕を使うことができた。つまり、痛みに対処できたらプレーできる。そういう状態だったんだ」
「うちのバックアップオフェンシブラインマンの1人に生物学の修士号を持っていて、引退したら医者になりたいと考えているやつがいるんだ。彼は俺に“いいか、オフェンシブラインでプレーするのにUCLは必要ない”と言ってきた。俺は“そうか。それがどういう意味か分からないけど、俺には必要ないんだな、よし”と思った。だから続行できたんだ」