30歳で「年収400万円」です。同期が「ヤリスクロスを現金一括で買った」と自慢していました。同じ年収だと思うのですが、家計的に問題ないのでしょうか? 自分でも買えますか?
お金の使い方は人それぞれですが、家や車に興味を持って周りがどうしているのか気になる人も多いのではないでしょうか。家族や友人、会社の同僚などから「車を買った」と言われると「自分も買えるのか」「家計的に問題ないのか」と考えることも少なくありません。 本記事では、30歳で年収400万円の会社員が「トヨタのヤリスクロスを現金一括で買う」ことで家計は大丈夫なのか解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
ヤリスクロスを買うにはいくら必要?
トヨタ車のヤリスクロスは一般的なシンプルモデルだけでなく、スポーティーな走りを求めたものやアウトドアにふさわしいスタイルを追求したものまで幅広く展開されているのも特徴の1つです。 他の車種同様にグレードやオプションの有無、ハイブリッド車やガソリン車の違いなどによって価格には幅があり、本体価格のみで見ると200万円を切るものもあれば300万円を超えるものもあります。 例えば、エントリーモデルである「X(ガソリン車 1.5L・CVT・2WD)」の本体価格は190万7000円、オプションを付けず税金や諸費用を含めた初期費用は210万9270円です。本体価格だけでも最低500万円以上するアルファードなどに比べると価格は抑えられるものの、それでも新車だと200万円以上はかかることが分かります。
マイカーは買って終わりではない
マイカーの場合、本体費用や初期費用を現金一括で支払えば経済的な負担がなくなるわけではありません。車検を含む定期的なメンテナンス代や駐車場代、ガソリン代などに加え自動車税や保険料の支払いが発生します。 ソニー損保が公表している2023年の全国カーライフ実態調査において、1ヶ月あたりの車の維持費平均額は「コンパクトカー」だと1万3100円、「SUV・クロカン」は1万7600円となっています。ヤリスクロスは「コンパクトSUV」に分類されることも多いため、1万5000円前後かかるかもしれません。 これらの数字をみると「思ったより金額は高くない」と思われるかもしれませんが、ソニー損保のデータ上の維持費には自動車税や本体のローン返済、有料道路の通行料は含まれていません。 維持費は住む地域によって大きく変わることもあります。例えば駐車場代は都市部だと3万円近くすることもあります。今回は、マイカーローンの利用は想定されていませんが、特にフルローンで車を買った場合には、毎月の固定費が跳ね上がる可能性もあります。