魚の陸上養殖にAI駆使 NTT、京大ベンチャーと
NTTは27日、タイやトラフグの陸上養殖を手がける京大発の水産ベンチャー「リージョナルフィッシュ」(京都市)との共同出資で、人工知能(AI)や最先端の品種改良技術を駆使して魚介類を生産、販売する新会社を7月に設立すると発表した。まず九州南部でヒラメの生産を始め、全国に広げて2028年度には年間売上高100億円を目指す。 新会社「NTTグリーン&フード」では、NTTの持つAIや多様な機器を通信でつなぐモノのインターネット(IoT)の技術を、魚介類の出荷のタイミングや異常の検知に活用。リージョナル社はゲノム編集などを使った成長の早い魚介類の生産技術を提供する。