鞍上の幸「光栄です」千葉ロッテ・吉井監督の愛馬リジンをJRA転入初勝利に導いた
23日の阪神8Rで、5番人気のリジン(牡5歳、栗東・宮本)が、最後の直線で激しい追い比べを制し、浦和からのJRA転入初戦を白星で飾った。所有するのはプロ野球・千葉ロッテマリーンズの吉井理人監督。リジンは父・ストロングリターン、母・フォーシームの牡馬で、母のフォーシームも吉井監督の所有馬だった。吉井監督は午後2時からバンテリンドームナゴヤで中日とのオープン戦があったため、愛馬の歓喜の瞬間には立ち会えなかった。 【写真】中央初出走で勝利を収めた千葉ロッテ・吉井監督の愛馬リジン 勝利に導いた鞍上の幸は「調教で手応えは感じていましたが、しっかり勝ちきってくれて、これからが楽しみです。右回りも全然大丈夫ですね。吉井さんがメジャーリーガーの時から知り合いで、今回ご指名をいただけて光栄です」と喜んだ。管理した宮本調教師も「中央と地方の違いもあるし、気性の難しい馬だから本当に勝ってくれて良かったです。1勝クラスは走れると思っていました。今後は、馬の様子を見ながら考えます。ゼッケンはオーナーに送ります」と語った。 ちなみにリジンの馬名の由来は「アミノ酸の一種」とされているが、ネット上では吉井監督の名前の「理人(まさと)」を音読みで「りじん」と読めることから付けたのではと話題になっている。