瀬古利彦氏 初マラソン衝撃Ｖの平林清澄を絶賛「センス抜群」「日本記録出す力がある」 大学３年生で主要大会Ｖの快挙には「昔、福岡で瀬古選手が…」
「大阪マラソン」（２５日、大阪府庁前～大阪城公園） 今夏のパリ五輪の代表選考となるマラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）ファイナルチャレンジを兼ねて行われ、初マラソンの平林清澄（２１）＝国学院大＝が２時間６分１８秒（速報値）で優勝した。西山和弥の持っていた２時間６分４５秒の初マラソン日本記録を更新し、横田俊吾の持っていた２時間７分４７秒（２３年、当時青学大）の日本学生記録も更新した。今大会でＭＧＣファイナルチャレンジ設定記録（２時間５分５０秒）突破者は出なかった。 【写真】村山謙太にアクシデント シューズから計測チップが落ちたままでゴール 日本陸連ロードランニングコミッションリーダーの瀬古利彦氏は平林に「センス抜群。楽しみですよ、４年後。日本記録出す力があるぐらいの戦選手だと思いますけどね」と絶賛し、「初マラソン初優勝してくれた平林選手、すごかったと思います。３０キロから仕掛けて、初マラソンとは思えない素晴らしい選手だった」とうなった。 「大学３年生で勝った人は昔は福岡国際マラソンで瀬古選手が勝ったような覚えがありますけど、快挙かなと、自分でいうのも変ですけど」と笑いを誘いつつ、「オリンピックは間に合いませんけど、世界陸上、（２８年）ロサンゼルス五輪に非常に強い味方」とうなずいた。
