上位目指して安全運転 セーフティドライブコンの開催式【宇部】
新技術を使ってエコドライブや安全運転の技術を点数化して競い合う「やまぐちセーフティドライブコンテスト」の開催式が16日、宇部市のときわ湖水ホールで開かれた。宇部市と山陽小野田市の企業などから98チーム357人がエントリー。参加者の代表が専用の車載器を受け取り、上位を目指して安全運転を誓った。県警、あいおいニッセイ同和損害保険、県安全運転管理者協議会共催。 各ドライバーが自身の運転を見直し、交通事故防止に対する意識を高めることが目的。同損保が提供する「テレマティクスタグ」を車に取り付け、スマートフォンのアプリと連動させて、急アクセルや急ブレーキなどの運転状況を診断、スコア化する。 各3~5人のチームがエントリー。コンテスト期間は来月の1カ月間で、上位5位までには県産農林水産物の賞品がある。 式には県警の内山竜男交通部長、同損保山口支店の清水裕子支店長、宇部安管の村田豊事務局長が出席。参加者を代表して長沢建設(山陽小野田市)建設事業部課長の中野昌広さんが、内山交通部長から車載器を受け取った。 内山交通部長は「日頃の運転を見直すきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。中野さんは「当たり前の運転を心掛けて、上位を狙いたい」と意気込みを語った。 県内では交通事故による死者数が大幅に増加しており、今年は9月末現在で前年比12人増の35人が尊い命を失っている。