日本での圧倒的人気ぶりに驚き 欧州紙が東京D決戦を控える井上尚弥に熱視線！「正当な評価を受けていない」
一進一退の攻防か、はたまた圧勝か。来る5月6日に東京ドームで行われる大一番に臨む井上尚弥（大橋）に対する期待が高まっている。 【動画】井上尚弥戦に向けて不安の声も ネリが公開したミット打ちをチェック 3月6日に行われた記者会見で、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者に君臨する井上は、WBC1位のルイス・ネリ（メキシコ）とのタイトルマッチを発表した。舞台が最大収容人数5万5000人を誇る東京ドームとあって、正式発表とともに以前から実現が囁かれていた同興行に対する熱気は一気にヒートアップしている。 とりわけ日本のファンはSNSなどで活況を見せ、今や「世界一」とも称される怪物の一大興行に熱視線を注いだ。この国内の熱狂ぶりは、各国メディアでも報じられた。クロアチアの日刊紙『Slobodna Dalmacija』は、井上を「ボクシング界の真の破壊者であり、絶対王者」と評したうえで、日本国内での圧倒的人気を次のように記している。 「多くの日本人にとって、モンスターは世界のどの選手よりもはるかにビッグなスターだと考えている。そのうえで彼ら、日本のボクシング・ファンはこの男が正当な評価を受けていないことを知っている」 また、同紙はプロキャリアで26戦無敗と図抜けた戦績を残してきた井上のポテンシャルについて「26戦中23戦でKO勝ちを収めてきたのはなんら不思議なことではない」と強調。「非常に強力なパンチを、完璧なタイミングで放つイノウエは、驚異的なハンドスピードも兼ね備え、対戦相手に破壊的なボディショットを打つ」とし、“東京ドーム決戦”への期待を寄せている。 「この男（井上）は、すべてのボクシング・ファンにとって注目の的だ。イノウエはボクサーとして持つべきすべてを持っており、彼を求めて東京ドームに5万人が集まるのも不思議ではない」 欧州にもその名を轟かせている井上。試合まで約2か月、彼の一挙手一投足には文字通り世界が注目している。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
