【フィギュア】“あずしん”田中梓沙&西山真瑚組「幼い頃からの夢」ケガ抱えるもNHK杯出場へ
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇7日◇東京・代々木第一体育館◇アイスダンス公式練習 8日開幕のNHK杯に向けた公式練習が行われ、「あずしん」こと田中梓沙(あずさ、18)西山真瑚(しんご、21)組(オリエンタルバイオ)は、10月下旬の東日本主権(青森)以来1週間半ぶりに2人そろって氷上に立った。 7月のアイスショー「ドリーム・オン・アイス」の前に田中が肋骨(ろっこつ)を負傷した影響で、「痛みがずっと続いている状態」と満足に練習できない期間が長引いている。6日の夜に拠点のカナダ・モントリオールから帰国。今大会の出場についても「ひたすら先生たちと話し合ってきた」と熟考を重ねる。この日の練習は田中は痛み止めを飲んで、コルセットを着けた状態で臨んだ。それでも西山は「NHK杯は自分が幼いころからずっと夢だった競技会の1つ」と強調。「その舞台のリンクに立っていることを、今日本当に実感して、とてもうれしい気持ちとともに、大会へのワクワク感を感じた」と前向きに話した。 結成2季目の2人にとっては今大会が初めてのグランプリ(GP)シリーズとなる。西山は「本当に最後まで無事に滑りきるのが1つの目標。出来る限りの精いっぱいを尽くして、ファンの肩に自分たちの存在を知ってもらえたら」と力を込めた。