前線へパスを出す札幌・岡村（右から２人目＝カメラ・砂田　秀人）

　Ｊ１北海道コンサドーレ札幌ＤＦ岡村大八（２７）が、２試合ぶりピッチで連敗を止める。札幌は３日、アウェー・鹿島戦（６日）に向け、宮の沢で紅白戦を行った。６月２９日の新潟戦（０●１）を出場停止で欠場した岡村は、主力組でプレー。「悔しい気持ちがすごく出た」とクラブ１２年ぶり７連敗となった前節を振り返った上で「自分が戻って、プラスに持っていけるようにしたい」と決意を示した。 　ピッチ外から仲間の戦いを見て、気付きがあった。「ちょっとプレッシャーがかかると、後ろを向くプレーが多かった。１メートルでも相手との距離が離れてたら前を向くことは、全体的に増やしていかないといけない」。弱気にならず、推進力を出していくため、積極的に声がけをしていく。 　順位は最下位、４戦連続無得点でリーグ最少の１６ゴールにとどまる。ＤＦリーダーとして「守備の選手なので自分が対する選手にやらせないのは最低限」と真っ先に挙げつつも「今年まだ点を取れてないので。そろそろ取りに行きたい」と初ゴールも視野に入れた。５月２５日にホームで０―３で敗れた２位相手との戦い。厳しい立場も「次の試合に全てを懸けて、この状況を変えることでその先が見えてくる」と岡村は声を大にした。７月の反撃へ、気持ちはなえていない。 （砂田　秀人）