パリ五輪柔道男子81キロ級代表の永瀬貴規が有言実行のGSアンタルヤV 東京五輪以来3年ぶりの国際大会制覇
7月に開幕するパリ五輪の柔道男子81キロ級日本代表に内定している永瀬貴規(旭化成)=長崎市出身=が30日、トルコで開かれたグランドスラム(GS)アンタルヤ大会で優勝を飾った。国際大会の頂点は金メダルを獲得した東京五輪以来となった。 ■「レジェンドが渋滞です」野村忠宏さんら超豪華4ショット【写真】 大会前には「しっかりと優勝してパリに弾みをつけていきたい。本番に向けても優勝は1大会はほしいと思っている。とにかく勝ち切りたい」と話していたが、有言実行の闘いぶりを示した。1回戦から6試合を勝ち抜いた。決勝はカナダ選手に指導3の反則勝ちを収めた。 東京五輪後は世界選手権で2022年のタシケント、昨年のドーハといずれも銅メダルを獲得。世界の層が厚い81キロ級で安定した成績を収めていたが、あと一歩優勝には届かない大会が続いていた。目標に掲げている連覇の偉業へ、実力者が一気に状態を上げてきた。
西日本新聞社