ネットの高校「N高生」が焼き物の町で課外授業 実体験の4日間で得たこと 集大成の動画の出来栄えは?
「ネットの高校」として展開するN高グループで学ぶ全国各地の生徒が、焼き物の町、長崎県波佐見町の窯元で課外授業を行いました。 長崎県波佐見町の窯元にやってきたのはN高グループの高校生など10人です。全国各地のキャンパスから、希望して波佐見町にやってきました。 N高グループは、IT企業のドワンゴと出版社のKADOKAWAが、2016年にインターネットと通信制高校の制度を活用して創立したネットの高校です。「多様な時代に、多様な学びを」提供することを掲げており、「ネットコース」や「通学コース」などに、全国でおよそ3万人が在籍しています。 N高グループによる波佐見町での課外授業は今年で7回目。この日訪れたのは、波佐見焼の窯元です。現場で感じた「波佐見」の魅力を動画にする授業です。 N中等部1年生: 「作品として作るものと、大量生産として作るものはずいぶん違うなと、ここにきて改めてすごく感じられました」 N中等部3年生: 「材料から勉強しないといけないとおっしゃっていた。それは陶芸だけじゃなく、どんな技術でも小さい単位から勉強したほうが楽しいということが伝わりました」 生徒たちは撮影した素材を自分で編集、波佐見町役場で「上映会」を開きました。(生徒達が制作した作品は「動画」でみることができます) 波佐見町滞在は4日間。生徒たちはそれぞれの感性で、シンプルに魅力を伝える動画や、これまで見たことのない「波佐見」を凝縮した動画など、SNS映えするコンテンツを作り上げました。 N高3年生: 「すごく楽しかったです。どこを見ても感動して、そこでしかできないことも多かったですし新しい発見がすごく多い場所でした」 N高グループは来年春、佐世保市に県内2つ目となるキャンパスを設置する予定です。またドワンゴは、オンライン大学として「ZEN大学」を開学する予定です。
長崎放送