軽キャン女子 森風美が教える、車中泊の暑さ対策5選! この夏やってよかった・買ってよかった対策&グッズとは。
対策4:ポータブル冷蔵庫&ネッククーラーを使う
4つ目は、ポータブル冷蔵庫。夏の車内はかなり暑くなるので、飲み物や食材などが傷まないように冷やしておくためのクーラーボックスや冷蔵庫が必要。冷たい飲み物を補給することでリフレッシュされるし、熱中症の予防にもつながる。さらに、冷蔵庫の中にネッククーラーを入れて冷やしておいて、首に巻き付ければさらに涼しさを感じられる。 森さんの使っているポータブル冷蔵庫は縦型なので車内の限られたスペースを有効活用でき、さらにフタの上には缶やタンブラーなどを置けるように凹みがあるので、テーブルのようにも使用できるそう。 森さん「このポータブル冷蔵庫はとってもオススメです。縦型で使い勝手がいいことはもちろん、バッテリー部がカートリッジ式になっているのも特徴です。交換用のバッテリーを持っていれば入れ替えて長時間使えたり、このバッテリー自体をポータブルバッテリーとして使えたりと便利。設定温度を下げれば冷凍庫としても使えちゃいます」
対策5:川や水をはったバケツなどで足を冷やす
そして車中泊に限ったことではないが、足水に浸かって体温を下げることも暑さ対策として有効。この取材で使用したキャンプ場には、小川が流れていたので、川の真ん中に椅子を設置。そこに座ってゆっくりと涼をとった。周りを見渡すと他のキャンプ客も同じように椅子を置いたり、人によってはテーブルセットを置いたりして、さながら水の流れるリビングルームでくつろいでいた。 森さん「小川が近くにあると飲み物なども冷やせていいですね。もちろんバケツなどに水を汲んできて、そこに足を浸けるのでも同じように涼むことができます」
番外編:駐車場所、宿泊や出発時間を調整する
そして意外と気づかない点だが、車内泊のための駐車場所を選ぶこと、宿泊や出発の時間を調整することも重要だという。 森さん「直射日光が当たらない日陰や風通しがいい場所に駐車するだけでもかなり体感温度が違います。また、夕方に到着してから設営して宿泊し、出発時間を早朝にして、朝食を帰りの道中で済ませるのも裏ワザです。太陽が低い時間帯に車中泊をすれば、暑い時間が短くてすみますよ」 確かに暗いうちに起きて準備・片付けをし、早朝に出発すれば暑さはかなり軽減されるだろう。これは目から鱗の対策方法。 このように森さんが今夏にやってよかった暑さ対策は多種多様! 来年の夏はこれらのグッズを揃えたり、対策法を実践したりして快適なバンライフを楽しもう。
なお、さまざまな暑さ対策をしていても熱中症の危険はある。暑さ対策をすると同時に、寝る前に十分な水分補給をし、枕元にも水分を置いておくのを忘れずに。さらに熱帯夜などの暑さを強く感じる日や、自身の体調が優れない日などは、車中泊を中止して、近隣の宿泊施設に泊まることも選択肢に入れておくといいだろう。
文・写真= KURU KURA編集部