「パイ毛で離脱した人帰ってきて!」「序盤はパッとしなかったけど」後半からが本番な2024春アニメ
後半からはまさかの鬱展開?
●『夜のクラゲは泳げない』 匿名シンガー「JELEE」の活動を通して少女たちの青春群像劇を描く『夜のクラゲは泳げない』も、序盤にはなかった重苦しい展開を迎え、「これからどうなるのか」と話題沸騰中です。 「量産型の自分」になりたくない主人公の「光月まひる(こうづき まひる/CV:伊藤美来)」は、歌と作詞担当で元アイドル「橘ののか」である「山ノ内花音(やまのうち かの/CV:高橋李依)」、作曲担当の「高梨・キム・アヌーク・めい(CV:島袋美由利)」、動画制作の「渡瀬キウイ(CV:富田美憂)」と「JELEE」を結成します。まひるは動画内で描かれるキャラクターのイラストを担当し、序盤では、4人がJELEEのMV制作を通して一喜一憂するほほえましい姿が描かれました。やがて、彼女たちは活動者ならではの苦悩にぶつかっていきます。 第5話ではイラストへの辛辣(しんらつ)なコメントにまひるが傷つき、第8話ではJELEEの匿名シンガーが仲間を殴ってアイドルを引退した橘ののか(花音)だと特定されるという事件が起こります。 またさらに、第9話ではまひるがアイドルのプロデューサーを務める花音の母親から仕事の依頼を受けたことで、母親と確執を抱える花音と衝突してしまい、JELEEは解散の危機に陥りました。そして、第11話ではJELEE だけでなくVtuber「竜ヶ崎ノクス」として活動するキウイも、身元が特定されてしまいます。 この序盤の雰囲気と一変した展開は、ファンから「中盤の落ち着いた展開は9話の布石だったのか」「11話でようやく4人のゴールが明確に見えた。最終回は4人がゴールに向かう姿に期待」「序盤はパッとしなかったけど、ここにきて作品の個性が出てきた」と、好評で、早くも最終回へ向けての期待が高まっています。 『夜のクラゲは泳げない』はTOKYO MXほかにて、毎週土曜日25時より放送中です。 ●『ガールズバンドクライ』 中盤から盛り上がりを見せ、SNSでも連続トレンド1位を記録しているのが、ガールズバンドの活動を描いた『ガールズバンドクライ』です。 親の反対を押し切って上京した「井芹仁菜(いせり にな/CV:理名)」は、憧れのガールズバンド「ダイヤモンドダスト」(以下、ダイダス)の元メンバーの「河原木桃香(かわらぎ ももか/CV:夕莉)」と出会い、バンドを始めます。 しかし、楽しそうな雰囲気とは一転して、終盤の第8話からはプロを目指す仁菜と、そうでない桃香が、バンドの方向性をめぐってぶつかり合います。桃香は過去にダイダスのメンバーへ、プロとして頑張ろうと高校中退をうながした過去がありました。結局、路線変更を迫られ、桃香はダイダスを去ったのです。 このような経験から、桃香は好きな音楽を歌っていたころの自分と仁菜を重ねます。売上のために好きでもない音楽を強要されるプロよりも、仁菜らしく好きな歌を歌い続けてほしいと伝えます。しかし、仁菜は桃香に「私はあなたの思い出じゃない」と伝え、自分を使って逃げるなといい返すのです。 第8話はヒートアップした展開を見せ、最新第11話終盤では仁菜たちがフェスで路線変更をしたダイダスと同じ舞台に立ち、圧巻の演奏を見せて大きな歓声を受けたところで終了しました。好きな音楽を続ける仁菜と桃香のバンドがフェスでぶつかり合うことになります。 本作はフル3DCGで描かれているため、作風が苦手でそもそも観始めなかった人も多かったようです。この8しかし、終盤のアツい展開にはネット上で「最近観始めたけど、CGアニメだからといって観なかった自分がバカだった」「捨て身でぶつかって桃香と向き合う仁菜の姿が鮮烈すぎる」「ダイダスも仁菜たちもどちらもアツいから、フェスでぶつかるの楽しみ過ぎる」「ライブの迫力と圧倒される演奏に魅せられた」と、作画で「食わず嫌い」するのはもったいないと思えるほど、大絶賛する声が見られました。 『ガールズバンドクライ』は、TOKYO MXほかにて毎週金曜日24時30分より放送中です。
LUIS FIELD