アマにも広がるピンクの輪 中学球児がピンクのリストバンドでプレー 市原ポニーJr
母の日に野球選手が母への感謝の気持ちを込めてピンクのグッズを身に着けてプレーする企画はアマ球界でも行われた。 中学硬式野球のポニーリーグの関東連盟1年生大会が12日、首都圏各地で開幕。市原ポニーJrはメンバー全員がおそろいのピンクのリストバンドを着けてプレーした。 公式戦初本塁打を含む4打数4安打の活躍で逆転勝ちに貢献した中村朋暉内野手は「母はいつもおいしいお弁当をつくってくれるし、本当に感謝している。母の日には毎年、父と協力してプレゼントも贈っているけど、ピンクのグッズを付けて野球するのもいいと思いました。毎年やりたいです」と笑顔を見せた。リストバンド着用は母たちには当日まで知らせないサプライズだったようでスタンドで観戦した母親たちもうれしそうに選手に声援を送っていた。 チームとしては初めての試みだったがチーム関係者は「母親に直接感謝の言葉を伝えるのは照れくさい年頃だと思けど、感謝の気持ちは常に持っていてほしい。みんなで同じものを身につけてプレーするのは一体感も出ていいですし、来年はピンクのグッズをつけるチームが増えていればいいなと思います」と話した。NPBやメジャーリーグではすでに定着した感のある母の日のピンクイベント。裾野を支える球児たちには憧れの存在であるプロ野球選手の思いもしっかりと伝わっているようだった。 ◇12日の試合 ▽予選リーグA組 横浜パイレーツ8―3杉並中野ギャラクシー 江東Jr5―1太田翔洋 ▽同B組 SKJr11―0三鷹BC SKJr4―1羽田アンビシャス ▽同C組 市原Jr8―3清瀬Jr 桐南吾妻16―4つくばJW ▽同D組 桐南渡良瀬4―0港北・湘南・松戸 横浜みなとみらい12―1館林慶友 ▽同E組 香取ピグレッツJr14―4鹿沼・宇都宮 埼北ルーキーズ9―1さいたま ▽同F組 つくばJW10―0香取なでしこチャーミング 千葉ジャガーズJr3―2房州・北千葉・市川南