阿波の総大将・小倉竜二は骨折明けで満身創痍 初日は犬伏湧也マークで「ダッシュに気を付けな」/小松島競輪G3
小松島競輪場の「阿波おどり杯争覇戦(G3)」は4日、初日を迎える。12RのS級初日特選に出走する小倉竜二(48歳・徳島=77期)に話を聞いた。 「宮杯の怪我はまあまあ大きかったね。練習も昨日、バンクに入って乗ってみた。モガいてはないけど状態は6割くらいやと思う。鎖骨・肋骨・親指。最近、骨折が多いな。俺、骨粗しょう症なんかな? なんかエエ薬があるんやったら打ち込んでやるのにな(笑)。今回は予選スタートになると思ってのんびり行こうと思っとったのに繰り上がって犬伏。ダッシュに気を付けないかんようになった。集中して走ります」 常人なら歩いているのも不思議なくらいの大怪我。深刻なはずなのにいつも通り一言、冗談を交え周りの笑いを誘う小倉は偉大だ。満身創痍の身体だが『小倉』という存在が居てくれるだけで地元勢のモチベーションも団結力も違ってくる。阿波の総大将・小倉を中心に地元記念を盛り上げる。(アオケイ・梅田記者)