楽しく「きつねダンス」 くしろチューリップ&花フェアにファイターズガール登場
北海道釧路の遅い春を楽しむ「くしろチューリップ&花フェア」(同実行委主催)の本祭が26日、釧路市鶴ケ岱公園で開かれた。50回の節目を祝おうと、プロ野球北海道日本ハムファイターズの公式チアダンスチーム「ファイターズガール」メンバーで羅臼町出身の双子姉妹、水落桜子さん(21)と桃子さん(同)が駆け付け、市民ダンサーと共に「きつねダンス」を踊って会場を盛り上げた。 25日の前日祭と合わせ、過去最多となる延べ約4万3000人の入り込みを記録。目玉イベントのファイターズガールの姉妹は正午からステージに出演し、2人では初めての釧根凱(がい)旋(せん)を一目見ようと、ステージ前には、およそ700人の市民が詰め掛けた。 ファイターズ応援歌を踊り華々しく登場すると、約70人の子供たちと一緒に「ジンギスカンダンス」と「きつねダンス」を披露。ステージ前には飛び入り参加で一緒に踊る人もおり、キツネのポーズでダンスを終えると会場には大きな拍手と歓声が上がった。ファイターズのユニホームを着て踊った光陽小2年の清水結月ちゃん(7)は「初めてプロのチアガールを見た。キラキラしていてすごかった」と笑顔で話した。 水落桃子さんは「想像以上に多くの人に来てもらい驚いた。地元の温かさを感じるイベントだった」。桜子さんも「なじみのある釧路市で、2人でのイベントデビューを果たせてうれしい。機会があればぜひ、また釧路で踊りたい」と話していた。 会場にはキッチンカーや調理テントなど15の飲食ブースも展開したほか、バルーンアートのパフォーマンスも行われ、多くの市民が催しと色とりどりの花の共演を楽しんだ。小林友幸実行委員長は「天気に恵まれ、企画した以上の素晴らしい盛り上がりになった。来年からも、次の50年に向け続けていきたい」と意気込みを語った
釧路新聞