火の粉を散らしてわら束回せ お盆の伝統行事「振り万灯」
長野県南箕輪村の大泉地区で13日夜、お盆の伝統行事「振り万灯(まんど)」があった。地元有志らでつくる「大泉まんどの会」などが主催し、地元の親子連れら約80人が参加。「迎え万灯」のこの日、大麦のわら束を編み込んだ万灯に火を付けて回し、先祖の霊を迎えた。 【写真】音を立て激しく燃える万灯 参加者は大泉川のほとりで万灯に着火。縄を持ち、頭上で回すと、「ゴー」と音を立てて火の粉をまき散らしながら激しく燃えた。南箕輪小学校4年の奥村倫太郎さん(10)は「たくさん回せて良かった。めっちゃ暑くて汗だく」とやりきった様子だった。 万灯に使った大麦は同会や同小PTA大泉地区が区内で栽培し、160個の万灯を作った。同会の唐沢俊男会長(81)は「ご先祖さまも来てくださったと思う」と話していた。