園児虐待問題引責、村長ら減給へ 条例案可決、保育士増員も
村立保育所での虐待問題が発覚した徳島県佐那河内村の12月定例議会が15日閉会し、岩城福治村長が提出した、問題の責任を取り自身と副村長を減給するとした条例案が可決された。来年1~3月分の給料について、村長は20%、副村長は10%減額される。その他、保育士の増員を巡る議案も可決された。 閉会後、岩城村長は取材に「新型コロナウイルス禍での業務の増加や保育士不足など、現場の苦労を理解してあげられなかった」と話した。 村が弁護士らに依頼した調査で、保育士が園児を叱る際にたたくなどの虐待や、食事の量を半分にするなどの不適切行為が2021年度以降に計30件あったと認定された。