【ヴィクトリアマイル】大波乱!14番人気テンハッピーローズがV 21年目の鞍上・津村は涙のGⅠ初制覇
[GⅠヴィクトリアマイル=2022年5月15日(日曜)4歳上、牝馬限定、東京競馬場・芝1600メートル] 12日、東京競馬場で行われたGⅠヴィクトリアマイル(芝1600メートル)は14番人気の超伏兵テンハッピーローズ(牝6・高柳大)が豪快な差し切り勝ち。鞍上・津村にとっても21年目にして初のGⅠタイトルとなり、人馬揃って春の栄冠となった。 後方追走から14番人気とは思えぬ力強い末脚でレースを制した6歳のベテラン牝馬。鞍上・津村も中堅からベテランに差しかかるキャリア21年目。そんな人馬がGⅠ史上2番目となる馬単30万3260円の大波乱を演出した。「無我夢中で直線もすごく長く感じました。左回りの方がいいというのは何回か乗って分かっていたので、この馬の末脚を信じて。4コーナーまで本当にうまくいって最高の形で直線を迎えられました」と涙をこらえながらレースを振り返った津村。 悲願のGⅠ制覇については「本当に(勝てない期間が)長くてもう勝てないかもしれないという思いはあったけど、あきらめてはダメだと思って小さなレースから午前から午後まで頑張ってきました」と感無量の様子。「間違いなく家族の支えのおかげ。帰ったらみんなを抱きしめたいです」と家族のサポートに感謝し、「やっと勝ったけどこれで終わりではなく、まだまだ勝ちたいなという気持ちも強まってきました。まだまだ頑張ります」とさらなるGⅠ勝利を約束した。
東スポ競馬編集部