好きなものを言えば、ごみを減らすことに繋がる?【滝沢秀一のごみ授業】
ごみ清掃員としても働く芸人の滝沢秀一(マシンガンズ)が先生となって、日本のごみのこと、世界の環境のことをわかりやすく教える「誰でも理解できるごみ授業」。生徒は、グラビアアイドルとして週プレでもおなじみの青井春ちゃん。何もわからなくても、ごみに興味がなくても大丈夫! 滝沢先生がイチから解説します! 【写真】マシンガンズ滝沢秀一のイケおじカット 青井 プレゼントでお菓子をもらうことがあるんですけど、甘いものはあんまり食べないから腐らせちゃったり、賞味期限切れになって結局捨てなきゃならなくなることがあるんですよね。 滝沢 どんなものが多いの? 青井 チョコレートが多いかな。この前もその存在を忘れていて、賞味期限が半年ぐらい過ぎていたのかな? 箱を開けたらチョコが変形してたの。中身のクリームが蒸発してチョコが凹んでいて、それを見た妹が「これ、新しいコスメ?」って言ってきたから、マジでヤバいと思って捨てた(笑)。 滝沢 チョコは放置しておくとコスメになるんだ。 青井 試しにちょっとだけかじってみたら、おいしくはないけど「まだいける」って思ったよ。 滝沢 食べたの!? 青井 見た目は大丈夫そうだったし、もったいないなと思って。甘いことは甘いけど、乾燥してパサパサだった。 滝沢 もったいないと感じる意識は強いんですね。 青井 前も賞味期限ギリギリのチョコがあったから、そのときは全部溶かしてブラウニーを作った。 滝沢 すごいじゃん! 青井 で、それをみんなに配ったの。 滝沢 自分が食べるんじゃないんだ(笑)! ちゃんと賞味期限ギリギリって説明した? 青井 言ってない(苦笑)。でも、賞味期限ギリなのとまだ大丈夫なやつ、半分ずつで作ったから。友達はみんな「おいしい」って感激してたよ。だから、今度から食べないチョコは積極的にブラウニーにして配ろうかなと。 滝沢 まあ捨てるよりはね......賞味期限が切れてたわけじゃないからセーフでしょう! ただ、賞味期限切れのものは配るわけにいかないからね。それについては、コンポストって知ってます? 青井 誰? 滝沢 人じゃないんだよ(笑)。コンポストって黒土でゴミを分解するシステムなんだけど、例えば生ごみを黒土の中に入れると、そこに住んでる微生物が生ごみを食べてくれるの。その黒土はたい肥として使うこともできるんです。生ごみとして捨てるんじゃなくてコンポストに入れれば、ごみを減らすことができます。 青井 それすごいじゃん! でも、コンポストってどういう意味なの? 滝沢 英語の「たい肥(compost)」から来てるのよ。そこから「堆肥にする」みたいな意味で使われるようになりました。 青井 チョコもコンポストに入れて大丈夫? 滝沢 もちろん! でも、食べ物をもらっても食べ切れないってこと意外と多いよね。ごみの回収をしていると、お中元やお歳暮の時期の後には包装されたままの食べ物が出されていることあるもん。 青井 わかる。私は甘いものがちょっと苦手なので。 滝沢 僕もバレンタインにファンの方からチョコをもらってたけど、本当は酒のつまみのほうが嬉しいんだよね、サラミが好きだから。そうやって言い続けていたら、みんながサラミをくれるようになった。そうやって好きなものをちゃんと言うことも、ごみを減らすことにつながるかもね。 ※ごみの捨て方のルールは自治体によって異なります。お住まいの地域のルールをご確認ください。 青井春(あおい・はる)1998年3月26日生まれ身長164cm B90 W58 H83大阪府出身 血液型=O型特技=韓国語、華道、茶道、箏曲、ウォーキング趣味=寝ること、旅行、メイク公式X【@harujjang26】 イラスト/北村ヂン 撮影/関根弘康