「異常」「政府は最低」飛び交う怒号 機動隊が市民排除 安和土砂運搬作業が再開
沖縄テレビ
普天間基地の辺野古移設を巡り沖縄防衛局は警備員が死亡した事故を受け中止していた名護市安和での土砂の運搬作業を22日、再開しました。 土砂の運搬作業は辺野古の埋め立て工事に伴うもので今年6月、工事に抗議する女性と男性警備員の2人がダンプカーに轢かれ警備員が死亡、女性が重傷を負いました。 沖縄防衛局は事故の直後運搬作業を中止していましたがけさ作業を再開しました。 ▽喜屋武奈鶴記者: 「現場ではダンプの通行を知らせる赤いランプとスピーカーが設置されています。また警備員がネットを持って一列に並び抗議する人の動きを制限しています」 警備員がネットを広げてバリケードを作ったほか数十人の機動隊が抗議する市民を排除するなど現場は騒然となりました。 市民は: 「やっぱり異常ですよね誰だってそう思いますよ公共工事ですよ」 「日本政府最低ですこんな状態で国民を騙せると思ったら大間違い自分達は死ぬまで戦います」 事故は警察の捜査が続いていて県は安全対策が講じられるまで作業を再開しないよう求めていましたが、防衛局は応じることなく作業再開に踏み切りました。 玉城知事は工事が再開されたことについて「一方的な通知で土砂の搬出が再開されたことはあり得ない。対策について県と協議すべきだ」と沖縄防衛局の対応を批判しました。
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