観光名所の奇岩、一部崩壊 「象の鼻」の形失う 原因は自然浸食か/台湾
(新北中央社)北部・新北市瑞芳区の奇岩「象鼻岩」が16日午後2時ごろ、一部崩壊した。海水による浸食などが原因とみられている。象の鼻のように見えることで知られていたが、崩壊によりその形が失われた。 同区の楊勝閔区長は中央社の電話取材に応じ、同1時55分に警備員からの通報を受けて現場に急行したと語った。現場は当時、強い雨が降っていた上に傘を開くとすぐに壊れるほどの強風だったという。 楊氏によれば象鼻岩はこの地域のランドマークで、観光船が必ず立ち寄る場所の一つ。これまでに岩によじ登った人が海に転落したことがあり、3年前から警備員を配置するなどの対応を取っていたという。 同区公所(役所)は同日、象鼻岩の近くの地質や天気が不安定で危険なため、付近を立ち入り禁止にした。フェイスブックなどを通じ、現地に向かわないよう人々に呼び掛けている。 (黄旭昇/編集:田中宏樹)