頭に吸盤ペタリ、日本一目指し「ハゲ」しい戦い 青森・鶴田町で「綱引き」全国大会
青森県鶴田町の町国際交流会館で2日、吸盤綱引き全国大会が開かれ、県内外から集まった出場者たちが自慢の頭に吸盤を張り付けて引っ張り合い、日本一を目指してハゲしい戦いを繰り広げた。 同町のツル多はげます会(須郷貞次郎会長)が主催し、今年で10回目。町内をはじめ北海道や宮城県などから13人が参戦し、2本先取のトーナメント戦を行った。 決勝戦では、板柳町の自衛官神成健吾さん(54)と青森市の声楽家髙橋琢司さん(69)が対戦。両者の頭にこれまでの戦いでできた吸盤の跡が残る中で行われ、神成さんが初優勝を果たした。 神成さんは「負ける気がしなかった。吸盤を付ける最適な位置を見つけたことが、勝利につながったと思う」と喜びの声。須郷会長は「頭皮に吸盤がめり込んでいるかのような、圧倒的な強さだった」と驚きの表情で神成さんの初Vをたたえた。