“銀座のハナレ”がいま面白い!東銀座・築地・新富町の高コスパグルメを一挙紹介
4月15日発売の月刊誌『おとなの週末』2024年5月号は、「銀座のハナレ」が巻頭特集。銀座のハナレとは、銀座を隅田川方面に少し行った「東銀座・築地・新富町(しんとみちょう)」のこと。コスパの高い美食店が多いと評判のエリアについて、取材スタッフが語りつくします。 【漫画】スイス人が「日本の居酒屋」で恐怖した「予想外のメニュー」 銀座の奥にある東銀座、築地、新富町を“銀座のハナレ”としてご紹介してきた本特集。東銀座担当のライター肥田木、築地担当のライター池田、新富町担当のライター菜々山、編集戎が各エリアの良店や街の魅力を語ります。今、ハナレが面白い!
“昔の銀座”を感じるなら東銀座へ
戎「久しぶりの銀座特集です! といっても“銀座のハナレ”と銘打って中心地から少し離れた、東銀座、築地、新富町エリアですが」 菜「10年くらい前までは、おと週で毎年のように銀座特集やってたよね。大通りから入った路地には良い店がたくさんあったけどさ」 肥「私も新聞記者時代によく銀座で遊んでたけど、当時通っていた小さな個人店はほとんど閉店しちゃってる。4丁目の交差点に立ってると、ここ日本だよね? って思うくらい訪日外国人でいっぱい。インバウンドで盛り上がるのはありがたいけど昔の銀座を知る私たちにとっては、ちょっと寂しいかな」 戎「だからこそですよ! 今“ハナレ”が熱いんです」 肥「そうそう。私は東銀座を担当したけど、ここは通っていた店が今もがんばっていてうれしかった。昔からある店も最近できた店も、銀座中心部には少なくなった個人経営の“何かいい店”“ いい意味で何かクセのある店”が多いし、そんな店は店主の“顔”がきちんと見える。だから楽しいんだな」 菜「銀座で飲んでるって聞いたら、『ふぅん、お金持ちなんですね』って感想だけど、東銀座で飲んでるっていうとセンスあるじゃんって思うかも(笑)。で、どこが良かった?」 肥「和の新店でいえば『ひとしお』。いわゆる歌舞伎座の裏通リじゃない方のエリアだけど、だからこそ隠れ家的。目の前の炉端で魚や野菜を焼いてくれるんだけど、それを見ているだけで3合飲める。つまみ類もひと捻りしていてコスパもいい」