「ハローキティ新幹線」が運行開始 多くのファン集結
“史上最もかわいい新幹線”が登場だ。JR西日本は30日午前、500系新幹線のうち1編成を「ハローキティ新幹線」に改装し運行を開始した。同日は始発駅となる博多駅と新大阪駅で記念のセレモニーも開かれ、鉄道ファンやハローキティファンがその様子を見守った。 6月運行開始ハローキティ新幹線の内装発表「特別な空間」
各所に「ハローキティ」のテイスト
この日、博多 午前6時40分発の「こだま730号」が一番列車となった「ハローキティ新幹線」は、定刻の午前11時13分に新大阪駅へ到着。1500人が駆けつけた「ハローキティ」とともに出迎えた。ホームでは「ハローキティ」のダンスパフォーマンスや、「ハローキティ新幹線」コンシェルジュと7月1日から始まる「山陰デスティネーションキャンペーン(山陰DC)」のアンバサダーによるPRなどのあと、JR西日本とJR東海それぞれの新大阪駅長による出発合図で、11時29分に発車。出発の様子を見守っていた親子連れは「幼稚園の娘がハローキティ好きなので、京都から見に来ました。思っていた以上にかわいかったので、今度はぜひ乗ってみたいです」と話していた。 「ハローキティ新幹線」は、かつて東海道・山陽新幹線を「のぞみ」として時速300kmで走った500系のうち、1編成を改装。ちなみに、この「ハローキティ新幹線」に使われている編成は、今年5月までエヴァンゲリオンとコラボレーションした新幹線「500 TYPE EVA」として使用されていた編成だ。
白をベースにピンク色を大胆に配置
外観は、白をベースにピンク色を大胆に配置した、これまでになくかわいいもの。車内は、1号車は「HELLO!PLAZA」として沿線地域を紹介する映像コーナーや、特産品を購入できるショップなどが設置された。 また、2号車の「KAWAII!ROOM」では、ハローキティと一緒に記念撮影ができるコーナーなど、ハローキティと旅をしているような気分が味わえる。他の車両も、車内チャイムが「ハローキティ新幹線」限定のオリジナルメロディになっているなど、各所に「ハローキティ」のテイストがちりばめられている。