映画版『ボーダーランズ』、日本では劇場公開せずにPrime Videoで配信へ 2025年1月24日に配信
映画版『ボーダーランズ』、日本では劇場公開せずにPrime Videoで配信へ 2025年1月24日に配信
実写映画版『ボーダーランズ』が日本向けにも配信されることになった。劇場公開はされないようで、2025年1月24日にPrime Videoにてプライム会員向けに独占配信される。米国では、映画は2024年8⽉に公開されていた。 「映画版「ボーダーランズ」」画像・動画ギャラリー 映画『ボーダーランズ』はFPSとRPGを組みあわせた同名ゲームシリーズを実写映画化したものだ。映画では惑星パンドラを舞台に、ヴォルト・ハンターのリリスなどゲームでおなじみのキャラクターたちが登場する。ケイト・ブランシェット演じるリリスが個性あふれる仲間とともに、行方不明の少女を探す依頼をこなしていくストーリーだ。 公開された予告編ではローランドやクラップトラップ、タイニー・ティナといったキャラクターが「ヒャッハー」な冒険を繰り広げている。映像には、ゲームのアイコニックなザコ敵のサイコまで登場している。リリスやローランドらメインキャラが勢ぞろいする、日本版メインビジュアルも公開された。 映画の監督・脚本は『サンクスギビング』や『グリーン・インフェルノ』などのホラー映画で知られるイーライ・ロスだ。リリスとともにチームを結成する傭兵ローランド役は、ケヴィン・ハートが務める。ロボットのクラップトラップの声優は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の英語版クッパ役もやっていたジャック・ブラックだ。 「ボーダーランズ」と言えばゲームの吹き替えも好評だが、映画に吹き替え版があるかどうかは今のところ不明である。映画のキャスト陣をまとめると、以下のとおりだ。 リリス(ケイト・ブランシェット) ローランド(ケヴィン・ハート) タニス(ジェイミー・リー・カーティス) タイニー・ティナ(アリアナ・グリーンブラット) クラップトラップ(声:ジャック・ブラック) クリーグ(フロリアン・ムンテアヌ) 映画『ボーダーランズ』は2024年8月に米国で公開されたが、批評家から酷評を受けた。酷評された結果、レビュー集積サイトRotten Tomatoesによる独自スコアであるトマトメーターが一時0%になる事態になってしまっていた。現在のトマトメーターは10%(最大100%)で、オーディエンスのスコアは51%となっている。海外において、映画は劇場公開から3週間でデジタル配信入りがアナウンスされていた。 酷評を受けて、ゲーム制作元の親会社のCEOは「この映画にチャンスを与えましょう」と発言していた。公開からしばらく経過した11月の時点で、CEOは「明らかに、この映画は期待外れでした」などと発言した。CEOは映画が期待外れだったのは認めたが、ゲームIPにまったく悪影響はなかったと考えているそうだ。「むしろ、少し役に立ったかもしれない」とCEOは考えを述べていた。
重田雄一