【エアコン・石油ファンヒーター】設定温度を21℃から20℃に下げたら、ひと冬いくら安くなりますか?
12月も半ばとなり、いよいよ冬本番。 気象庁が2023年11月21日に公表した3カ月予報によれば、向こう3カ月は北日本で平年並か高く、東・西日本や沖縄・奄美で高くなるとのことです。 【写真を見る】1年で最も「光熱・水道代」が高いのは何月?「電気・ガス代別」も1~12月まで平均をチェック 今年は暖冬と思っても、冬は何かとお金がかかりますよね。 冬用の洋服や靴、布団、家電、寒さ対策グッズ…などが必要で、ガス代もかさみがちですし、年末年始などイベントも多く出費が増えます。 「せめて電気代は節約したい」と思う方も多いと思いますが、実際にエアコンや石油ファンヒーターの使用を抑えることで、電気代はどれくらい安くなるのでしょうか。 今回はエアコンを1度下げた場合の電気代への影響をみていきましょう。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【エアコン】冬の暖房目安は「20℃」1℃下げたらひと冬でいくら節約になる?
経済産業省 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」では、暖房時の室温の目安を20℃としています。 では、エアコンの暖房の設定温度を21℃から20℃下げた場合、いくらになるのでしょうか。条件もあわせて詳しくみてみましょう。 ※以下、暖房期間は5.5か月(10月28日~4月14日)169日で試算。 ●エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃に下げた場合 ・外気温度6℃ ・使用時間:9時間/日 ・年間で電気53.08kWhの省エネ、原油換算13.38L(CO2削減量25.9kg) 約1650円の節約 ※試算条件:電気31円/kWh[令和4年7月公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価(税込)] ※料金単価は時期や地域により異なり、また、市況により適宜改訂されることがあります。 実際には電気代や機種による違いなどがありますが、ひと冬約1650円は一つの目安になるでしょう。 ただ、エアコンの暖房の設定温度が20℃というのは、外の寒さによっては肌寒く感じる温度でもあるので、身につけるものなどで寒さ対策も併用することが大切でしょう。 なお、エアコンの暖房時の工夫として以下のような内容が挙げられています。 ●エアコン暖房時の工夫 ・ドアや窓の開閉を少なくする ・厚手のカーテンを使う(床まで届く長いカーテンが効果的) ・扇風機を併用して暖まった空気を循環させる ※適宜、換気しましょう