鴨川ゆかりの所蔵絵画31点 第1期は10日まで展示(千葉県)
鴨川市郷土資料館の展覧会「市所蔵絵画コレクション」が、同館で始まった。5月26日まで3会期に分けて、鴨川にゆかりのある画家や、著名な画家の作品約100点が蔵出し展示される予定で、3月10日までの第1期では、31点の油絵が並べられている。 同市では、日本画の巨匠、横山大観の「霊峰」をはじめ、絵画作品約300点を所蔵。普段は目に触れる機会が少ない作品がほとんどだという。 第1期では、「木馬」をテーマに据え、平成20年に日展で内閣総理大臣賞を受賞した同市出身の渡辺晋氏の作品8点を展示。主に漁師をテーマにした同市出身の川井勝美氏、太海の風景を描いた山谷鍈一氏、両手を失い口で絵を描き、同市にアトリエを構えていた水村喜一郎氏らの作品も並ぶ。 担当者は「鴨川にゆかりのある画家がたくさんいるので、これを機会に多くの作品に触れ合ってほしい」と話している。 入館料は、一般200円、小中高校生150円。市民、市内学校の在学者は無料。 詳しい問い合わせは、鴨川市郷土資料館(04―7093―3800)へ。