「マスクはさせないでほしかった…」 コロナ禍の学校で体育の授業中に児童が死亡 11歳の息子を失った父親の思い【大石が聞く】
父親は体育の授業であれば、全員強制的に外させるべきだったのではないかと、指導のあり方に疑問を抱いています。 (男性) 「走らせるのであれば、先生から(マスクは)強制的に「取りなさい」と。 「『外してもいいよ』というような言い方だと、子どもたちは、着けても大丈夫だと思ってしまうわけですよね」 マスクを着けたまま運動すると、体にどのような影響が出るのか… ■マスクを着けて持久走を走るとどうなる (大石アンカーマン) 「岐阜大学にやって来ました。春日先生よろしくお願いします」 子供の運動を研究している岐阜大学教育学部の春日晃章教授。 学生に協力してもらい、マスクをつけて持久走をする実験をしました。使うのは亡くなった男の子が着けていたものと、材質がほぼ同じマスクです。 (岐阜大学 教育学部 春日晃章教授) 「血中酸素飽和度(血液中の酸素濃度)が98、心拍数が60~62。これがちょうど安静時」 (岐阜大学 教育学部 春日晃章教授) 「行きましょう、頑張って。用意、はい!」 マスクを着ける人着けない人に分かれ、グラウンド3周1200メートルを走ります。 呼吸のたびにマスクが顔に張り付き、息がしづらい状態が続きます。 (大石アンカーマン) (走り終えて)「はー、しんどい…」 ■大石アナ「思ったように息を体に送り込めない」 走り終えた直後の心拍数と血中酸素飽和度を測ってみると… 「大石さん(血中酸素飽和度)86」 (大石アンカーマン) 「思ったように息を体に送り込めない。マスクがあるから。苦しかった」 平常時の血中酸素飽和度が98だったのに比べ、走った後は86まで低下。かなりの酸素不足になっています。 学生5人の数値を見ると、マスクをつけて走った3人の方が血中酸素飽和度の低下がはっきり表れています。 心拍数もマスク組の方が高くなっています。 (岐阜大学 教育学部 春日晃章教授) 「やはりこう見ると、マスク組はペースにもよるので一概には言えないが、走った直後の血中酸素飽和度は若干低めに出ます」
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