学校に行けなかった不登校児、今では教壇に…人生を変えた「学ぶ喜び」(リホさん第4話)
かつて学校に恐怖心を抱き不登校になったリホさんですが、その後学校の先生を目指すように。苦手を乗り越える原動力となったのが、学ぶことの楽しさでした。 【漫画】このマンガページをまとめて読む 漫画家のおがたちえさんが、不登校サバイバー親子を取材。臨床心理士の橋本紋加さんによる解説とともに、体験談を連載漫画でお届けします。(毎週水曜更新)
見守ってくれた大人達のおかげで今の自分がある、と振り返るリホさん。不登校の時間が、リホさんの可能性を広げてくれました。
リホさんのコメント
不登校になったことで、「みんなちがって、みんないい」を実感する体験ができて良かったな、と思っています。そういう場がたくさん増えていくと、子供の自己肯定感は上がるのではないでしょうか。
臨床心理士・橋本紋加先生のコメント
大人は経験があるからこそ、子どもに「ああしなさい、こうしなさい」とつい言ってしまいたくなるものです。それをせずに待つ、というのはとても辛いことだったと思います。お母さまをはじめとする家族や関係者にも、焦らずに見守ることができる環境や相談できる場所があったということではないでしょうか。 自分の好きなことや得意なことが教会での経験で明確になったリホさんは、自分で選んで自分で行動することで少しずつ自信がついたように思います。学校に対してマイナスのイメージを抱いていたと思いますが、そこに入っていけるようなエネルギーを他の場所できちんと蓄えられたのかもしれませんね。
おがたちえ(漫画家),橋本紋加(臨床心理士・公認心理師)