羽田空港内で取材に応じた古賀紗理那（撮影・福永稔彦）

　バレーボール女子の日本代表が25日、米国合宿出発前に羽田空港内で取材に応じた。5月7日まで米カリフォルニア州アナハイムで合宿を行い、同8日からトルコで調整。同14日からのネーションズリーグ・トルコ大会に臨む。 　主将の古賀紗理那（27＝NEC）は「ネーションズリーグまであと1カ月ある。米国では練習、ゲームもできるので詰めるところを詰めて、自信を持ってトルコに入りたい」と決意を示した。 　昨秋のパリ五輪予選では初戦から5連勝しながら残り2戦でトルコ、ブラジルに敗れて惜しくも本大会出場を決められなかった。五輪出場の可否はネーションズリーグ1次リーグ後、6月17日付の世界ランクで決まるだけにパリ行きを懸けた重要な戦いが始まる。 　第1週はトルコ・アンタルヤで開催され初戦は世界ランク1位のトルコと顔を合わせる。第2週は中国・マカオ、第3週は福岡・北九州市で試合を行う。古賀は「トルコは世界ランク1位だけど、自信を持ってプレーすることが今後に向けても大切。1週目、2週目、自分たちの勝ちパターンをつくって、結果を残して勝っていきたい」と力を込めた。 　▼パリ五輪への道　出場枠は開催国フランスを含む12。昨年の五輪予選でトルコ（世界ランク1位）、米国（2位）、ブラジル（3位）、セルビア（4位）、ポーランド（7位）、ドミニカ共和国（8位）の出場が決定。今年のネーションズリーグ1次リーグ後、6月17日付の世界ランクで、出場決定国を除く上位5カ国に出場権が与えられる。ただし出場決定国がいない大陸の最上位が優先。日本（9位）は中国（6位）などと残る枠を争う。