愛媛県最大規模の「無印良品オズメッセ」が大洲市にオープン <新店情報ピックアップ>
愛媛県最大規模となる「無印良品オズメッセ」が18日、大洲市東大洲にオープンします。無印良品としては県内4店舗目で、南予地域では初出店。約1600平方メートルの売り場に、衣料品や家具、日用品、食品など豊富なラインアップです。オープン前日の17日に、特別に店舗を取材させてもらいました。出店経緯や店舗の特徴などを一足先に紹介します。 「無印良品オズメッセ」は、無印良品のラインセンス(販売権)ストアとして契約している「ヘンミ」(高松市)が出店しました。ヘンミは1985年に香川県内での販売権を獲得し、現在はオズメッセを含めて中四国に19店舗を展開しています。 なぜ、大洲市への出店を決めたのでしょうか。 ヘンミによると、県内ではイオンモール新居浜(新居浜市前田町)、エミフルMASAKI(松前町筒井)、いよてつ高島屋の3店舗が営業中ですが、南予は空白地域になっていました。担当者の岡井隼人さんらの話では、南予での新店舗計画が持ち上がる中、いくつかある候補地からスーパーマーケットに隣接している点が決め手になったそうです。年間売り上げの目標は5億円です。 人口が少ない南予に、愛媛最大規模の店舗を開く狙いは何でしょうか。岡井さんは「八幡浜市や内子町も含め、今まで無印良品が生活圏内になかった方々をターゲットとし、新規顧客を増やし、リピーターになってもらうことを目標にしている」と語ります。 もちろん、東中予からの来客も期待しており、県内の他店舗にはない特徴も。津村睦店長によると、県内の店舗で初めて抹茶ケーキやガトーショコラなどの「チルドスイーツ」や、1杯100円の「セルフ式コーヒーサービス」を導入します。 また地域住民のコミュニティーの場になることを目指し、店舗内の一角にワークショップも開けるフリースペースを設けます。地元商店がマルシェを開いたり、無印良品の商品を使ったイベントを行ったりする予定です。
愛媛新聞社