「地獄の4日間」サッリ辞任を巡り“裏切り”疑惑のラツィオ暫定監督が真実を明かす…フロジノーネ戦の鎌田のライバルの評価は? | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】MF鎌田大地が所属するラツィオのジョヴァンニ・マルトゥシェッロ暫定監督が、日本時間17日に行われたセリエA第29節フロジノーネ対ラツィオ戦終了後、『DAZN(ダゾーン)のインタビューで語った。 【動画】鎌田大地は左WGに登場!フロジノーネ×ラツィオ|ハイライト
UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)ではバイエルン・ミュンヘンに敗れてベスト16敗退となり、リーグ戦では9位と深刻な低迷が続くラツィオ。するとセリエA第28節のウディネーゼ戦終了後、マウリツィオ・サッリが電撃辞任を決断してさらなる混乱が生じた。 ラツィオはアシスタントコーチのジョヴァンニ・マルトゥシェッロを暫定監督に任命する一方、次期監督候補イゴール・トゥドール氏と交渉。すでにクロアチア人指揮官との契約サインの報道も流れる中、日本時間17日、フロジノーネ戦に臨むと敵地で3-2の逆転勝利を収め、公式戦5試合ぶりの白星をつかんだ。 サッリの退陣を巡っては、クラウディオ・ロティート会長がチーム内で何らかの「裏切り」があった可能性を示唆して憶測を呼んだ。疑いの目を向けられていた1人であるラツィオ暫定監督が『ダゾーン』のインタビューで舞台裏の真実を明かした。 「トゥドールが次期監督になると分かっていても暫定監督を引き受けたか? もちろんだ。私の意図は、今日のフロジノーネ戦までチームに寄り添うことだった。ラツィオを乗っ取ろうなんてことは全く考えていなかった。全くない。私は困難の中にあるクラブに対して協力姿勢を示しただけだ」 「この地獄の4日間の指揮を執るようディレクターに説得され、サポートを受けてのことだった。失敗するかもしれないという恐れはあるが、あらゆるごたごたの中にあるチームを束ねなければならなかった」 「こうした状況は、私には明らかなものだったので、外部で理解されていなかったことが奇妙に映る。『サッリのアシスタントコーチがチームを引き継ぐ』なんて思われたようだが、私は4日間限定であり、次期監督が決まるまでと理解していたから引き受けたんだ。私は明日、イスキア島へ行き、“観光客”としてのキャリアを始めるよ」