もしドアが閉まっていたら私はこの世にいない――安楽死を望む親友との最期の日々 ティルダ・スウィントン&ジュリアン・ムーア共演、アルモドバル新作「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」予告
ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアが共演、第81回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した、ペドロ・アルモドバル監督初の長編英語作品「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」の日本版ポスタービジュアル、予告編が披露された。 【フォトギャラリー】ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアが、安楽死を望む女性と親友に 第72回アカデミー外国語映画賞に輝いた「オール・アバウト・マイ・マザー」、第75回アカデミー脚本賞を受賞した「トーク・トゥ・ハー」などで知られるアルモドバル監督。本作では、ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアが共演し、病に侵され安楽死を望む女性と、彼女に寄り添う親友のかけがえのない数日間を描く。 予告編からは、死を覚悟したマーサ(ティルダ・スウィントン)と、彼女の最期の願いを叶えようとするイングリッド(ジュリアン・ムーア)の特別な関係性が垣間見える。「雪は世界中にかすかに降り続ける。すべての生者と死者の上に」というマーサの言葉が表すように、ニューヨークの美しい街並みに降り積もる雪のカットが印象的な冒頭からはじまり、マーサとイングリッドが共に過ごす数日間が映し出される。 安楽死を望むマーサは「ドアを開けて寝るけれど、もしドアが閉まっていたら私はもうこの世にいない」と口にし、イングリッドは毎朝ドアを見つめる。果たしてその結末は――。ジョン・タトゥーロがマーサとイングリッドの過去に関わるキーパーソンとして登場。ふたりの女性の物語が色彩豊かに描かれ、詩的なアルモドバルの世界が広がっていることを予感させる。 本作のムビチケオンライン券が11月15日からオンラインで販売開始される。購入者限定の特典として、このポスタービジュアルと鑑賞記録がセットになった、「ムビチケデジタルカード」をプレゼント。※鑑賞後、購入時に登録されたメールアドレス宛に送付される。詳細は映画公式サイト(room-next-door.jp)で告知する。 「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」は、2025年1月31日公開。