「結婚相手を選ぶなら、顔や身体を好きになってくれる人」まぶしいくらいパートナーに愛されている峰なゆかが結婚の条件を断言する理由
峰なゆか#1
『アラサーちゃん』などで知られる漫画家の峰なゆかが、パートナーのチャラヒゲとともに、「子育て」に奮闘する生活を描くコミックエッセイ『わが子ちゃん』(扶桑社)の待望の4巻が刊行された。子育ての概念を変える本書の魅力について峰さんに聞いてみた。(全3回の1回目) 【画像】ヴィンセント・ギャロの精子を買おうと思っていた、峰なゆか氏
『わが子ちゃん』は眩しすぎて読むのが辛い?
──『わが子ちゃん』はどんな人に読んでほしいですか。 峰なゆか(以下同) 小中学生に読んでほしいと思ってます。特に男の子に。子育ては男性が主体的に参加するのが当たり前という意識を子どものうちから知ってもらえたらいいなって。逆に成人男性が読んでみた感想はどうでしたか? ──もし子どもができたらチャラヒゲさん(作中に登場する峰さんのパートナー)くらい育児ができたらとは思うのですが、正直、ハードルが高いです。 私もチャラヒゲくらい育児やれって言われたら、「無理無理!」ってなります(笑)。 ──X(旧Twitter)で『わが子ちゃん』の感想を調べてみると、「眩しすぎて読むのが辛い」という育児当事者の声が結構ありました。 読者の方から「自分の夫は育児をよくやってると思い込んでたのに、チャラヒゲさんの存在を知って落ち込んでる」みたいな感想をいただくことはあります(笑)。 ──こんなことを聞くのは失礼かもですが、峰さんは「眩しくて見れない存在」として扱われたことって、これまでありましたか? なかったと思います。今も眩しいのはチャラヒゲだけで、私は特に眩しいことはしてないので。 ──そんなことないですよ。読者が「チャラヒゲ神!」ってなる気持ちもわかりますが、『わが子ちゃん』を読んでると、峰さんとチャラヒゲさんの2人の関係性のよさが感じられます。 私はチャラヒゲに家事や育児のかなりの部分を担ってもらうぶん、育休中に減った給与分の金額を払ったり、たまに高いスニーカーを買ってあげたり、感謝をなるべく形に表しているつもりではいます。そういうふうにそれぞれ得意分野を発揮できるといいんじゃないかと思います。