「地元で輝く!」 がテーマの島根発地域ドラマ『島根マルチバース伝』が本日放送!
島根県を舞台にしたドラマ『島根マルチバース伝』が本日午後5時よりNHKBSにて放送される。 島根県と言えば、今年2月15日(木)に都内で開かれたロケーションジャパン大賞の表彰式にて、日曜劇場『VIVANT』の制作チームと共に準グランプリを獲得したことが記憶に新しい。演出の福澤克雄氏からも「本物に出会える町」と語られる同県は今、奥出雲エリアや松江市の観光で再び注目を集めているのだ。 島根県に関心を寄せているのは観光客だけではない。県内の撮影対応の良さが映像業界内でも話題となり、「行ってよし、撮ってよしの島根県」として目が離せないホットなエリアになっている。
そんな島根県を舞台にしたドラマ『島根マルチバース伝』は、NHK松江放送局の開局90周年を記念して制作。桜庭ななみが演じる主人公の門脇ひかり(28)が、「異なる選択をした際の自分の人生(バース)を目撃する」という体験をもとに、自身が本当に輝ける場所を見いだしていくという物語だ。 NHK松江放送局が「10年後の自分への手紙」を一般募集して集まった508通のリアルな“夢”や“思い”をベースにオリジナルドラマとして作られた。ハートフルな物語の展開の中で垣間見える主人公の悩みや境遇がリアルで胸に迫る。 放送に先駆け2月26日(月)に島根・松江市内で行われた完成披露会見で桜庭ななみは、一度夢に破れた境遇を演じるにあたり「私も何かうまくいかないことがあった時に、つい誰かのせいにしたい気持ちになる」と主人公の気持ちに感情移入をしながら演じていたことを語り、「だからこそ主人公のように、私もこれから頑張ろうと思えた」と続けた。 劇中の「みせや」の店主を演じた佐野史郎も「夢を持つ時間っていうのかな、大きなものであれ些細なものであれ、そういう思いを抱けている瞬間こそが、青い鳥じゃないけど幸せだということを、ドラマを見ている皆さんにも共感いただけたら嬉しい」と同作への思いを語った。 さらに、会見ではロケ地・島根県に関する質問も。 今回が初めての島根県だった主演の桜庭は「大根島で地元の方がキャストとスタッフに振る舞った「しじみ汁」が絶品で何度もおかわりした。」と話した。作中ではなんと自身がしじみ汁になる(⁉)シーンもあるそうで「すごくツボなのでぜひ注目して欲しい」と発言。会場の笑いを誘った。一方、島根県松江市出身の佐野は長らく郷土を舞台にしたドラマができたらと思っていたそうで、今回のドラマ制作にあたり「(ドラマを見て)終盤だったかな?不覚にも根が熱くなるというか、涙がにじみそうになりました。」と感激の表情だ。 見た後に元気が湧くストーリーはもちろんのこと、どこか懐かしさと温かさを感じる島根県の風景にも注目の本作。 県内在住のエキストラも多く参加した地元色満載のドラマをお見逃しなく!
島根発地域ドラマ『島根マルチバース伝』 ■放送予定:2024年3月22日(金)NHK BS 午後5:00~5:59 制作:NHK松江放送局