【韓国ドラマ】『ペントハウス』キム・ソヨン&『39歳』ヨン・ウジン共演のNetflix『貞淑なお仕事』1990年代テイストの演出、名作映画へのオマージュに感動!
Netflix配信ドラマ『貞淑なお仕事』は、1992年の田舎町に住む4人の女性(キム・ソヨン、キム・ソンリョン、キム・ソニョン、イ・セヒ)が、貧困からの脱出や自己実現のために成人用品(アダルトグッズ)の訪販を始めるという大胆な設定が興味深かったが、1990年代前半の韓国を思い出させる数々の演出も魅力的だった。(以下、一部ネタバレを含みます) ■【画像】1990年代のレトロな雰囲気が楽しめるNetflix『貞淑なお仕事』、韓ドラおなじみの演技派が揃うキャストにも注目!
■Netflix『貞淑なお仕事』ラストシーンでたびたび流れた歌は1986年の大ヒット曲
1990年代を感じる演出のひとつが、『貞淑なお仕事』のエンディングでよく使われた、往年の名曲「 ミソルル ティウミョ ナルル ボネン グ モスブチョロム(笑顔で私を見送る姿のように/原題)」だ。 1986年にイ・ウナが歌ってヒットさせて以来、日本でもよく知られているチョ・ソンモをはじめ多くの歌手がカバー。『貞淑なお仕事』では、2005年生まれの女性歌手、leejeanが歌っている。 この歌は多くの映画で流れたと記憶しているが、とくに印象に残っているのが、ソン・ガンホの初主演作『反則王』(2000年)だ。劇中、ソン・ガンホ扮する銀行員デホが恋焦がれた職場の同僚ウニ(キム・ガヨン)が宴会でこれを唄い、酔ったデホが囃し立てるシーンがあった。 leejeanもそうだが、この曲は若い女性が唄うとポップスのように聞こえるが、ハスキーボイスのイ・ウナのオリジナルはもっとBlue-eyed soul(白人が唄うR&Bやソウルミュージック)っぽくて、ウイスキーやタバコの匂いがするものだった。 『反則王』では、覆面姿のデホがウニに振られる場面でも、別の男性歌手がこれをソウルっぽく唄うバージョンが流れていた。絶望と恥ずかしさで光化門前を走り去るデホ。地下鉄のベンチに座ってうつむくデホ。今でも夜、ソウルの地下鉄駅で一人佇んでいると、このシーンがフラッシュバックして切なくなる。 ドラマでは、チ・ヒョヌとApinkチョン・ウンジ主演のラブコメディ『トロットの恋人』で、チョン・ウンジ扮するヒロインが番組のステージで歌う曲として登場する。
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