砂糖や糖類の「1日の適切な摂取量」って?栄養士が解説
砂糖や糖類の摂取量を減らす方法
米国登録栄養士のジャクリーン・ロンドンさんは、ソースやドレッシングなどにも糖類が含まれていることを強調。 「食品ラベルや成分表を確認してみてください。調味料、乳製品、パン、クラッカー、ドリンク類など、糖分含有量がわかりづらい食品にも糖類が含まれていることがあります」 ここからは、糖類の摂取量を減らすためのアドバイスをお届けします。 ‐ 飲みものに気をつける ソーダやジュース、スポーツドリンクなどのドリンク類は特に注意を! 砂糖や糖類の1日あたりの推奨摂取量を、あっという間に越えてしまう可能性もあります。 米国登録栄養士であり、テキサス州にあるタラント・カウンティ―・カレッジで栄養学の准教授を務めるクリスティーナ・リュー=ニューヴィルさんによるアドバイスは次の通り。 ・水分補給には、水を選ぶ。味がついていないと飲めないという人には、レモンやライム、ショウガなどを加えると、風味が増して飲みやすくなるのでおすすめ ・牛乳や無糖のお茶を選ぶ ・どうしても糖分の入ったドリンク類をやめられない場合、小さめのボトルを購入し、氷や無糖炭酸水で薄めて飲む ・バランスのとれた食事、定期的な運動、十分な睡眠を心掛け、糖分の多いエネルギードリンクを飲む必要性を減らす - 何気なくつまんでいるものを見直す 米国登録栄養士で健康アドバイザーのローレン・オコナーさんは、置き換えによって、できるだけ自然な糖分を摂ることを薦めています。 「糖分は気づかないうちに摂りすぎてしまうもの。でも、人生は楽しむことも大切。制限ばかりではつらいですよね。無理なく糖分の摂取量を管理するには、量や商品のサイズ、栄養表示を確認することが大切です。適度におやつを楽しみつつ、精製白砂糖を可能な限りホールフード(自然食品)に置き換えてみましょう」 おすすめの糖分置き換えの例: ・ヨーグルトやオートミールには、砂糖やシロップではなく、熟したバナナやドライデーツのスライス、煮込んだリンゴなどを混ぜて甘みをつける ・砂糖でコーティングされたシリアルなどを避け、低糖質のマルチグレイン(多種穀物)シリアルに新鮮な果物をトッピングする ・フルーツヨーグルトに含まれる添加糖を避けるために、低脂肪または無脂肪のプレーンヨーグルトを選び、食べるときに冷凍のミックスベリーを自分でブレンドする ・ブルーベリーマフィンやアップルパイのようなフルーツを入れた焼き菓子を作る場合には、砂糖の量は半分にカットする。それでも十分な甘みが感じられるはず! ・ハチミツや精製白砂糖の代わりに、シナモン、ナツメグ、ジンジャー、フェンネル、オールスパイスなどのスパイスを使用する。スパイスは、ほんのりとした甘みを料理に加えてくれるのでおすすめ! ※本記事は、Hearst Magazinesが所有するメディアの記事を翻訳したものです。元記事に関連する文化的背景や文脈を踏まえたうえで、補足を含む編集や構成の変更等を行う場合があります。