【ノーベル平和賞】「あっという間の3日間」日本被団協オスロを出発
広島テレビ放送
ノーベル平和賞の授賞式を終えた日本被団協の代表団は13日に帰国する予定です。被爆者たちは、出発の前日まで精力的に活動しました。 ■日本被団協 箕牧智之 代表委員 「あっという間の3日間だったよ。老体にムチ打って、どこまでできるかわからんけど、頑張っていかにゃしょうがない」 ノルウェーでの滞在をこう振り返った日本被団協の箕牧智之さん。ノーベル平和賞授賞式の翌日も、立て続けに記念行事に出席しました。 現地では、平和賞にちなんだ企画展がはじまりました。原爆投下後の街や被爆者の姿を記録した写真のほか、広島の原爆資料館から提供された13枚の「原爆の絵」などが展示されています。オープニングセレモニーには、日本被団協の代表委員も出席しました。 ■日本被団協 田中熙巳 代表委員 「目で見て、耳で聞き、頭で考え、心でそれを受け止めるということがない限り(核兵器)廃絶への努力はできない」 代表委員3人は、ノルウェーのストーレ首相とも面会しました。 ■ノルウェー ストーレ首相 「きのうの授賞式でのスピーチとみなさんの姿にとても感動しました」 面会後の会見では、核廃絶に向けた思いを語りました。 ■日本被団協 田中熙巳 代表委員 「核兵器は使わない少なくとも使わないという世界的な合意を緊急に確立していかないといけないというふうに思います。ノルウェーはその先頭に立とうという意気込みを私も感じますし、本当は核戦争被害国と言っている日本が先頭に立たなくてはいけない」 日本時間の午後4時ごろ、代表団はオスロを出発しました。13日の朝、日本に到着する予定です。 【2024年12月12日放送】