「土用の丑の日」に白いニホンウナギを発見!?名古屋港水族館で展示
ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されて迎えた、今年の「土用の丑の日」。各地でうなぎ店の繁盛がニュースとして伝えられる一方で、名古屋港水族館(名古屋市港区)では珍しい「白いニホンウナギ」が本日29日に展示され、話題となっている。 白いニホンウナギは、西尾市一色町の養鰻業者が養殖中のニホンウナギの中から発見し、名古屋港水族館へと連絡。「土用の丑の日」当日の29日、同館がこれを譲り受け、南館2階の玉手箱横にて展示を開始させた。名古屋港水族館で白いニホンウナギの展示は初のこと。 通常のウナギは、背の部分は黒、腹の部分は白というのが一般的。全体が白いウナギは突然変異などが原因で生まれ、過去に茨城県の水族館などで展示が確認されている。今回、一色町で見つかった白いニホンウナギには、先天的にメラニンが欠乏する「アルビノ」の特徴として見られる“赤みを帯びた目”は確認されず、メラニン欠乏の程度が低い「白化個体」ではないかと同館は説明する。 展示中の白いニホンウナギは体長50cm程で、養鰻業者が2013年末から2014年1月にかけて仕入れたシラスウナギ(稚魚)の中の1匹。名古屋港水族館では8月31日まで展示を行う予定だ。