「光る君へ」最終回 ネットではその後を描く30年前大河の再放送熱望の声も 藤原頼通、教通も登場
NHK大河ドラマ「光る君へ」が15日、最終回を迎えた。平安時代、藤原道長隆盛の時期の紫式部の生涯を描いた作品で、大きな合戦や戦が描かれない希有な作品となった。この作品が終わったことで、ネットではある大河ドラマの再放送を願う声が数多く上がっている。 【写真】吉高由里子ら豪華すぎる「光る君へ」ゴルフ会 めちゃ楽しそう 源氏物語の作者・紫式部(まひろ)と、ソウルメイト・藤原道長の関係を軸に、権力を得るために血道を上げる藤原氏の歴史、清少納言と紫式部の関係、じょじょに力を持ち始めた武士の台頭などが描かれた作品。最終回は、ついに道長が他界。まひろは再び乙丸(矢部太郎)とともに旅に出るが、その道中、武士の双寿丸(伊藤健太郎)と出会い、まひろは「道長様、嵐がくるわ…」と言って終わる。これから来る武士の時代を想起させる終わり方だった。 ネットでは、この時代の後を描いた93年7月から放送の大河ドラマ「炎立つ」の再放送を見たいとの声が。このドラマは、93年7月から94年3月までという変則日程で放送され、主演は渡辺謙と村上弘明。平安時代の朝廷と奥羽地方の関係を描くところから始まり、奥州藤原氏の滅亡までを描く。「光る君へ」に出てきた藤原頼通、藤原教通も出てくる。 「『嵐が来るわ』で、ここから武士の時代、炎立つにつながるんだと思うと感慨深い」「そして炎立つに繋がってくわけですよ」「最後の紫式部の台詞が後に『炎立つ』に繋がるんだなと思いました。ともあれ、武士の台頭という伏線を付ける結末は秀逸と思いました」「炎立つ(ほむらたつ)再放送してくれたら見たい」「光る君への次の時代を扱った作品が93~94年の炎立つなんだよね。主演の渡辺謙がべらぼうにも出るし再放送どうでしょうか」などの声が上がっていた。