実物100点超、歴史に興味を 三重・松阪のはにわ館 6月9日まで学習支援展示
埴輪や土器など市内出土品
三重県松阪市外五曲町の市文化財センターは現在、同センター内のはにわ館で、春季学習支援展示「大昔のくらし(縄文・弥生・古墳時代)」を開いている。6月9日まで。 学校で始まる歴史学習に児童たちが意欲的に取り組むきっかけになるよう、教科書だけでなく自分たちが住む地域から出土した展示品を見て学んでもらおうと毎年この時期に開いている。 会場には、市内の遺跡や古墳から出土した埴輪(はにわ)やつぼ、甲冑(かっちゅう)、ガラス玉など135点を展示。100点以上が実物という。このうち、男子と馬の埴輪はそれぞれ県指定有形文化財で、平成町の常光坊谷4号墳から出土したもの。 また、縄文時代の竪穴住居の4分1サイズの模型をはじめ、発掘調査などで分かったことを基に職員が作った当時の村の様子を再現したジオラマなどが並ぶ。 村田匡主幹は「住んでいる地域などから見つかった土器などがあると思うので、展示をきっかけに昔の暮らしや歴史に興味を持ってもらえたら」と来館を呼び掛けている。
20日に組みひも、27日にコースター作りのワークショップ
4月20日午前10時から正午まで(受け付けは午前11時まで)と午後1時半から同3時半まで(同午後2時半まで)は、ワークショップ「組みひも作り」を開催。先着順で定員各20人。また27日午前10時から正午までと午後1時半から同3時半までは「あんぎんコースター作り」を行う。日本最古の方法で布を編んでコースターに仕上げる。こちらは事前予約制で各回10人。いずれも参加費は300円。 企画展の開館は午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。休館は月曜と、祝日の翌日(4月30日は開館)。入館料は一般110円、18歳以下無料。20、21日は県民の日で入館無料になる。 問い合わせは同センターTEL 0598(26)7330 )へ。