クマ"居座り"の秋田市土崎地区でクマとみられる動物目撃 国の対応は? 県や市には「クマを殺さないで」などの連絡相次ぐ 被害のスーパーは7日に営業を再開
環境大臣 銃使用の法改正に向け「環境整備進める」
先月末に鹿角市のクマ被害の現場を訪れた浅尾環境大臣は、秋田市のスーパーのクマの“居座り”を受けて、3日、市街地での銃発砲の規制要件を緩和する法律を「できるだけ早く提出したい」と述べました。 浅尾 環境相 「皆様方がしっかりと安心できるように、法律の提出に向けて、環境整備を進めてまいりたいというふうに考えております」 記者 「今回のケース、仮の質問なんですけども、今回のケースであれば、改正後であれば猟銃の使用は可能だと」 浅尾 環境相 「中に人がいないっていうことであれば、大丈夫だというふうに考えております」
県と市には対応めぐり意見相次ぐ 業務に支障も…
一方で、今回のクマ居座りの対応を巡って、県と秋田市に、主に県外から電話やメールが相次いでいます。 「クマを殺さないで」「人と関わらない遠くの山に逃がしてください」といった批判的な声が大半ですが、「殺処分は仕方ない」、「県や秋田市、警察が命をかけて対応しているので頑張ってほしい」という声もありました。 県も市も、人が襲われる被害が相次いでいることを丁寧に説明していますが、中には30分以上話す人もいて、別の業務に取りかかれず、支障も出ているということです。 人とクマの生活圏の境界が薄れ、被害が後を絶たない中、こうした対応も課題の一つとなっています。
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