G・ジェズスはこのままアーセナルに残るべきなのか 気になるセレソンFWの争いにブラジルのレジェンドは
アーセナルでも絶対的な存在になり切れていない
2022ワールドカップ・カタール大会後はなかなか新監督が決まらず、南米予選でも出遅れるなど難しい時間を過ごしているブラジル代表。 今夏にはアメリカ開催のコパ・アメリカ2024も控えているが、気になるポイントの1つがセンターフォワードの人選だ。レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオール、アーセナルFWガブリエウ・マルティネッリなどウイングタイプのアタッカーは多く輩出されているが、近年のセレソンはセンターフォワードの層があまり厚くない。 候補の1人となるのはアーセナルFWガブリエウ・ジェズスだが、元ブラジル代表FWリバウド氏はジェズスの現状を気にかけている。アーセナルではカイ・ハフェルツが最前線に入るケースも多く、ジェズスが絶対的な1番手になっていないのだ。 英『Football London』などによると、リバウド氏はクラブでの立ち位置は代表にも影響を与えると懸念しており、今夏に移籍するのも手だとメッセージを送っている。 「クラブ内で自分のポジションを失えば、ブラジル代表でのチャンスも妨げられる。それが現時点でガブリエウ・ジェズスにとっての懸念事項だ。得点数が増えていない場合、ストライカーにとってさらに痛い問題となる。ジェズスはチーム内での地位が微妙なものとなっているアーセナルに留まるべきなのか 、それともより多くのゴ ールを奪うべくリスクを冒して他クラブへ移籍する方がいいのかを検討する必要がある」 今夏のコパ・アメリカだけでなく、2026年のワールドカップへ向けてクラブでのアピールは重要だ。ブラジルではバルセロナ入りしたヴィトール・ロッキ、レアル・マドリード入りが内定しているパルメイラスのエンドリックなど若手FWも出てきているが、トッテナムのリシャルリソンを含め絶対的なエースは確立されていない。 ジェズスも候補者だが、今季ここまでプレミアリーグでは4ゴールしか挙げていない。27歳と中堅世代を迎えているが、セレソン1番手確保へ今夏に動きを見せるべきなのか。
構成/ザ・ワールド編集部