スランプからの覚醒を断言! ド軍の光明となった大谷翔平をロバーツ監督も絶賛「ショウヘイはもうゾーンの中にいる」
苦闘を余儀なくされたドジャースにあって、大谷翔平の打撃は光明となった。 現地時間4月7日、大谷は敵地リグレー・フィールドで行われたカブス戦に「2番・DH」で先発出場。4打数2安打1打点と奮闘し、1-8で敗れたチームのなかで気を吐いた。 【動画】4試合連続マルチ!大谷翔平が放ったあわや本塁打の適時二塁打シーン 4回途中に雨天により2時間以上の中断を余儀なくされた影響で、水が浮く状態のグラウンドにドジャースは苦戦が続いた。そのなかで大谷は6回の第3打席に右中間へ今季初となる三塁打を放てば、8回にはあと一歩でホームランとなるセンターオーバーの適時二塁打を放つなど孤軍奮闘。シーズン成績も、打率.320、OPS.944にまで伸ばした。 チームに唯一の得点をもたらした大谷を指揮官も絶賛する。 試合後に地元スポーツ専門局『Sports Net LA』のフラッシュインタビューに応じたデーブ・ロバーツ監督は、「今日は、まさに洗い流したい試合だった」と総括。そのうえで「話すことはあまりないが、ショウヘイがいいスイングを見せたのは良かった」と4試合連続のマルチ安打を記録した大谷を称えた。 今季は自己ワーストを更新する開幕から8試合ノーアーチと苦しいスタートを切った大谷。それでも、直近7試合で打率.357、2本塁打、出塁率.400、長打率.786、OPS1.186と開幕当初のスランプからは脱した感がある。 ゆえにロバーツ監督は「ショウヘイはもうゾーンの中にいると思う」と確信。そして、こうも断言する。 「何人かのサウスポー投手からの厳しいボールの攻めを受けているけど、今のショウヘイは粘っている。今日の最後の打席では、彼の“覚醒ゾーン”でもあるインコースの直球をとらえて、二塁打にしたんだからね。あの風がなければ、このシリーズで2本ホーマーを打てたかもしれない。間違いなく彼は予定通り順調だよ」 大谷のバロメーターともなっているセンターから逆方向への強い打球も出始めている。指揮官も確信するほどの“覚醒状態”に入った偉才から目が離せない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]