年の瀬に相次ぐ火事 家庭で多いのは電気火災 未然に防ぐポイントは? 大掃除を兼ねて点検を
STVニュース北海道
札幌市では23日・24日と相次いで住宅の火事が起きています。 札幌は2024年、火事が増加傾向といいますが、防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか。 23日午後5時ごろ、札幌市白石区の2階建て住宅が全焼した火事。 出火当時住宅の中にいた2人は避難して無事でした。 (山本記者)「現場には白い煙が立ち込め騒然としています」 火はおよそ6時間後に消し止められ、けが人はいませんでした。 そして24日午前9時ごろー 札幌市北区新琴似でも2階建て住宅で火事がありました。 火はおよそ3時間で消し止められ、けが人はいませんでした。 年の瀬に相次ぐ火事。 実は札幌市では2024年、火事が増えているといいます。 (札幌市消防局 山梨真紀さん)「12月23日現在で411件火災が発生しています。1年間を通じて34件増加していて、増加傾向といえる」 (山本記者)「家庭で起きやすい火災の原因は?」 (札幌市消防局 山梨真紀さん)「1番出火原因で多いのは電気火災になります。配線の踏みつけや極端な折れ曲がりによって、配線の一部が断裂して発熱もしくはショートして出火する事例が多くある」 出火原因で一番多い、電気火災。 防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。 (札幌市消防局 山梨真紀さん)「配線と器具の間、こういうところが負荷がかかりやすい場所なので、家具やベッドの間に無理に押し付けられて曲がってしまって、接続部の配線が痛んでしまう。コードをさしっぱなしにしていると溶けて火災リスクが高くなっているので交換をおすすめします」 出火原因となりかねないコンセントなどの身近な火元。 札幌市消防局は年末の大掃除を兼ねて、見過ごしがちな場所を点検することを推奨しています。