シーズン佳境の夏場、求められるのはこれまで以上の説得力のある配球、バッテリーの信頼関係【伊東勤のプロフェッショナル配球考】
内角球を本塁打された次打席の配球は?
初回、4回と山田哲に2打席連続本塁打を浴びたベテランの山井/写真=桜井ひとし
ペナントレースも順位争いが本格化してきました。セ・リーグは広島が独走態勢を築いており、最下位でもAクラスのチャンスがないわけではありません。夏場に1球が重みを増すのはいつの時代も変わりません。これまで以上に根拠と説得力がある配球が求められてきます。 今回は7月20日のヤクルト対中日(神宮)から山井大介投手―松井雅人捕手の中日バッテリーが山田哲人内野手に対した配球を、3打席にわたって見ていきたいと思います。 まずは0対0の1回二死走者なしでした。初球は外角低めのスライダーで見逃しストライクを取りました。しかし・・・
本文:2,267文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール