サッカーの女王が最後の大舞台へ

ブラジル代表では118ゴールを記録　photo/Getty Images

ブラジル女子代表のマルタが、自身6度目となる五輪代表に選出された。 現在38歳の彼女は、サッカーの王様がペレと呼ばれるのに対しサッカーの女王と呼ばれる国民的なスター。また彼女は五輪だけでなく、W杯も6回出場しており、23試合で17ゴールを決めている。この得点記録は男子と女子合わせて最も多い。彼女は2024年中に代表から引退すると発表しているため、おそらくこのパリ五輪が、代表での最後の大舞台となりそうだ。 ［動画］ルーマニアvsオランダ　ハイライト これまでマルタが率いてきたブラジル女子代表が残した五輪での最高成績は、2004年のアテネ五輪と2008年の北京五輪で銀メダル。どちらも決勝でアメリカに敗れている。是が非でもこの最後の大舞台で、有終の美を飾りたいところだろう。 選出したブラジル女子代表のアルトゥール・エリアス監督は、マルタは「史上最高のアスリート」であり「チームに多くのものをもたらしてくれる」と語った。そして「彼女は良いプレイをしている。このリストに載るのは当然だ」と付け加えた。 ちなみにブラジル女子代表は、パリ五輪でグループCに入り、我らがなでしこジャパンと対戦する。キックオフは日本時間7月29日0時、日本代表には勝ってもらいたいが、マルタのプレイにも注目したいところだ。