加藤一二三九段の詰将棋連載がギネス世界記録に 781問を出題
将棋の加藤一二三九段(84)がJAグループの月刊家庭雑誌「家の光」に65年間にわたって連載している詰将棋コーナーが、ギネス世界記録に認定された。連載開始は加藤九段が19歳のときで、「同一雑誌におけるボードゲームパズル作者としての最長キャリア」として認められた。 【写真】ギネス世界記録の認定証を手にする加藤一二三九段=2024年11月21日午前10時16分、東京都渋谷区、杉村和将撮影 認定されたのは1959年9月号から今年10月号までの781作品。東京都内で21日に認定証の授与式があり、加藤九段は「読者の皆さんに楽しんでもらうことを意図して7手詰めをよく出しました。健康に恵まれて長く掲載を続けられました」と語った。連載は継続中で、記録を更新していきたいという。 長期の連載が実現したのは、加藤九段の現役生活の長さが大きい。1954年、14歳で当時史上最年少の中学生棋士としてデビュー。2017年に史上最年長の77歳で引退するまで、公式戦の対局数歴代1位の2505局を積み重ねたことでも知られる。(杉村和将)
朝日新聞社